今回こんかいの問題もんだいで自民党じみんとう執行しっこう部ぶは、できるだけ早はやく関係かんけい議員ぎいんの処分しょぶんを行おこなう方針ほうしんで、聴きき取とりを行おこなったおよそ80人にんの議員ぎいんが中心ちゅうしんとなる見通みとおしです。

これまでのところ、一律いちりつに処分しょぶんを行おこなうのではなく、一定いっていの役割やくわりを担になった派閥はばつ幹部かんぶには厳格げんかくな対応たいおうをとりたい考かんがえです。

このため、派閥はばつ幹部かんぶに対にたいしては、責任せきにんの重おもさなどを考慮こうりょして、みずから処分しょぶんを申し出もうしでるよう促うながしたうえで、その結果けっかを踏ふまえて判断はんだんすることを検討けんとうしています。

一方いっぽう国会こっかいでは、野党やとう側がわが、これまでの政治せいじ倫理りんり審査しんさ会かいでは実態じったい解明かいめいにつながらなかったとして、安倍あべ派はで幹部かんぶを務つとめた議員ぎいんら6人にんの証人しょうにん喚問かんもんを行おこなうよう自民党じみんとうに要求ようきゅうしました。

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの安住あんじゅう国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうは「われわれに捜査そうさ権けんはないが、国政こくせい調査ちょうさ権けんを発動はつどうし、組織そしき性せいと悪質あくしつ性せいを追及ついきゅうしていく」と述のべました。

野党やとう側がわは6人にんの証人しょうにん喚問かんもんとともに、ほかの関係かんけい議員ぎいんの審査しんさ会かいへの出席しゅっせきを引き続ひきつづき強つよく求もとめていく方針ほうしんです。

これに対にたいし自民党じみんとうは証人しょうにん喚問かんもんやさらなる審査しんさ会かいの開催かいさいには慎重しんちょうな立場たちばで、浜田はまだ国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうも「証人しょうにん喚問かんもんとなるとかなりハードルの高たかい話はなしだ」と述のべました。

自民党じみんとうとしては、関係かんけい議員ぎいんの処分しょぶんを急いそぎ、政治せいじ改革かいかくの議論ぎろんに入はいりたい考かんがえで、双方そうほうの駆け引かけひきが続つづく見通みとおしです。